DOOMインデックス

このページは、「ドゥーム」を知らない人に送るページです。
DOOMフライヤー
■フライヤー・表(JPEG 約30K)
■フライヤー・裏(JPEG 約40K)
伝説のバンド「DOOM」
DOOM・・・最後の審判の日。
あなたはDOOMというバンドを知っていますか?
そのサウンドを聴いたことがありますか?
僕と同じ30代中盤のロックファンなら、名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
僕も当時からその名と超テクニックのすごいバンドだという評判は知っていました。しかし残念ながらそのサウンドに触れたのは、恥ずかしながらつい最近のことです。

初めてアルバム「COMPLICATED MIND」を聴いたときの驚きは大変なものでした。
第一印象は「これが、本当に日本のバンドなのか?」でした。こんなすごいバンドが日本にいたのか、という驚き。

彼らと同時代に活躍したバンドのひとつとして、X(エックス)があげられます。実際にライブ活動を共に行っていたこともあるため、ある種の良きライバル関係にあったともいえるかもしれません。しかし、そのサウンドは全く異なるものです。

Xはご存じのとおり一時代を築いた巨大ロックバンドとして名を残しました。
一方、DOOMは今となっては知る人ぞ知る、一種の伝説化されたバンドになってしまった観があります。

DOOMのサウンドを聴くと、Xに代表されるいわゆる泣きのメロディを持つ「日本のロック」とは明らかに一線を画していることがわかります。一切の日本的なセンチメンタリズムや、泣きのメロディが排除されたDOOMのサウンド。一度聴けば、日本のロックバンドとしてはあまりにも異色な存在であることがわかるはずです。このバンドは明らかに世界に向かっている。
日本で売れるためには、泣きのメロディや共感できる日本語の歌詞が必須であることは当然です。しかし、あえてその部分を破壊したところに、DOOMの「志の高さ」が感じられます。

もし、機会があればぜひDOOMのアルバムを聴いてみてください。
何枚かのアルバムはまだ入手可能です。
日本のロックの失われた歴史が、そこにあるはずです。

僕は、一度でいいから再結成したDOOMのライブを見たかった。
いろいろな事を乗り越えて、成長したメンバーが作り出す新しいDOOMサウンドを聴いてみたかったと思います。

そして、歌謡曲のように次々と大量生産されていく合成甘味料たっぷりの「インチキロック」であふれた日本のロックシーンに、大きな風穴を開けてほしかった。 でも、それは諸田コウの死により、永遠に叶わない夢になってしまいました。


参考までに、以下に簡単なDOOMのHISTORYとメンバー紹介を記しました。
これはアルバム「COMPLICATED MIND」発表時のライブ告知フライヤーより抜粋したものです。
当然内容は1998年当時のものであることをご了承ください。

BIOGRAPHY
1986年1月グループ結成。
1986年5月インディペンデント・レーベル、エクスプロージョンより4曲入りファースト・シングル「Go Mad Yourself」リリース。7,000枚を完売。
1981年2月ビクター・インビテーションより、オムニバスLP「Skull Thrash Zone」を発表。2曲参加。
1987年4月エクスプロージョンより、フル・アルバム「No More Pain」リリース。7,000枚のセールスを上げ、インディーズ・チャート1位となる。また海外においても、その音楽性が高い評価をうけ、西ドイツのスラッシュ・メタル誌に登場するなど、ヨーロッパを中心にニューヨークなどでも夫きく注目される。
同年2月ビクター・インビテーション、SOSシリーズよりミニ・アルバム「Killing Field…」発売。

GIGS
1986年1月グループ結成以来、東京を中心に、関西、中国地区などにおいてライブを数多く行い、各地にて、その高度なテクニックは絶賛され、ライプバフォーマンスを高く評価された。

PROFILE
藤田タカシ(フジタ・タカシ・写真右)
■Guitar/Vocal
■1961・10・20 B型
■13才のとき、バープル、ツェッペリン等のコピーバンドを結成し音楽活動のスタートをきる。その後いくつかのバンドを結成後、86年1月、DOOMを結成。現在に至る。
■好きなアーティスト:ジミ・ヘンドりツクス、L・Zep,MC−5,F・Zappa、クリムゾン、Stooges
■自分のバンド、自分の音楽性について:精神的破壊。ROCKとは暴力であり、カナシミ、ニクシミ、イラダチ、マスターべ一ション、フラストレーション、ようは感情のバクハツである。

諸田コウ(モロタ・コウ・写真中)
■E・Bass
■1963・2・6 AB型
■12才のときからフォークギターを始め13才のときE・Bassを手にしロックバンドを組み活動を始める。その後フュージョンなどにも影響され、18才の頃よりジャズに興味をもち、W.Bassもはじめる。86年藤田タカシと出会いDOOMを結成。
■好きなアーティスト:モーターヘッド、D・U・B、ミック・カーン、ゴールデンパラミノス、スティング
■自分のバンド、自分の音楽性について:ねじれた空間をつくりだす。

広川錠一(ヒロカワ・ジョウイチ・写真左)
■Drums
■1964・11・2 B型
■11才のとき突然ロックに開眼、キッス、バン・へイレンなどアメリカンハードロックに影響されドラマーとなる。18才の頃より、数多くのバンドに加入し活動をつづける。その後、諸田コウより誘われDOOMのドラマーとして参加。
■好きなアーティスト:スチュワート・コープランド、プリンス、キッス
■自分のバンド、自分の音楽性について:時間、時代を超えた、スリルのあるリズムで、人の精神をゆさぶる。


上記は1988年当時の内容です。
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